「自在(Feel at Ease)」児童絵画展
Wed, Jul 30
|Moon Gallery & Studio


Time & Location
Jul 30, 2025, 1:00 PM – Aug 03, 2025, 7:00 PM
Moon Gallery & Studio, 台東区北上野2-3-13 上野ダイカンプラザ102
About the event
展覧会概要
「子どもは、将来アーティストにならなくてもかまいません。でも、美しさを感じる心や、自分で考える力は、きっと人生に必要なものです。」
漢和明盛国際アート教育は、2011年の設立以来、中仏両国の芸術交流、および「子どもの美意識」に注力しています。ヨーロッパによる先端の教育方法をもとに、子どもの年齢にふさわしい「Richeler子ども美意識教育システム」を作り上げてきました。
本展「自在(Feel at Ease)」では、こうした教育の実践から生まれた作品を紹介しています。展示されているのは、7歳から10歳くらいの子どもたちが、2023年から2025年にかけて描いた絵画作品です。
「私の姿」「私の好きなこと」「私の世界には何があるか」といった自由なテーマをもとに展開されています。一般的にイメージされる「子どもの絵」とは異なり、ここには標準的なパターンやテーマ、技法といったものは見られなくて、自由な発想、試み、そして多様性に満ちた表現が広がっています。画面から伝わってくるのは、子どもたち一人ひとりが持つ、世界の見方や感じ方の個性です。
教育の現場では、芸術家や教師は、「権威」や「教える人」というよりも、子どもたちと一緒に発想し、話し合い、発見していくパートナーです。制作のプロセスでは、言葉のコミュニケーションと身体の動作が自然に結びつき、思考と実践、感覚と表現が一つに調和していきます。いろいろな分野と探究を重視し、それぞれの子どもが自分の感覚に合った表現や技法と芸術観を築くことが導かれているのです。
芸術そのものは、「目的」ではなく、それをひとつの媒介として捉えています。子どもたちの思考、身体性、美意識、感情、そして知性を開放して、最後に「生きること」そのものへ帰って認識することを目指しています。子どもたちは、自らの五感と感情に基づく制作を通じて、自立した個としての意識を育み、大人が望む「正解」に合わせるのではなく、「自分自身」の答えを探し出していきます。
今日、私たちもこの小さくてみずみずしい作品たちの中に身を置きながら、子どもたちと一緒に、見て、感じて、考えて、立ち止まってみたいと思います。
会期: 2025年7月30日(水)〜8月3日(日) 13:00〜19:00(最終日17:00まで)
出展作家名: 沈凡汐(Camille July Shen) 劉梓童(Tongtong) 賈皓程(Aaron Jia) 高斯湉(Amelia) 呂梓潼(Lyu Zitong) 楊安麟(Anlin) 鄭熠岳(Jagger Zheng) 匡遥嘉(Yaojia Kuang)