天ぷら七七「世界の美味しい探検」
Thu, Oct 09
|Moon Gallery & Studio


Time & Location
Oct 09, 2025, 1:00 PM GMT+9 – Oct 13, 2025, 7:00 PM GMT+9
Moon Gallery & Studio, 上野ダイカンプラザ 1F, 2-chōme-3-13 Kitaueno, Taito City, Tokyo 110-0014, Japan
About the event
「世界の美味しい探検」:存在、知覚、そして共在の哲学的ナラティブ
展示タイトル「世界の美味しい探検」は、「美味しい」という概念を哲学的再構成することを目的として、それを味覚から、「生命の滋味」、生命のすばらしい体験の一瞬をもたらすすべてのものという実存主義の命題へと昇華させた。
世界の「美味しさ」は、本来の客観的属性ではなく、天ぷらの「七七」とゴールデンレトリバーの「コイヌ」が「共に味わう」という関係の行為においてこそ、生成され顕現するものである。これは、ハイデガーの哲学的見解、すなわち人間の「現存在」(Dasein)が本質的に「共同存在」(Mitsein)であること、生命の意義は世界を愛する人と共に仕組んで体験することにある、ということを裏付けるものである。
本展は、重要なキャラクターを通じて、そのナラティブを展開する。
天ぷら「七七」は、消費される「客体」から、行動する「主体」へという逆転を成し遂げた。その「外はサクサク、中はふわふわ」という特質は、脆弱な外見に内在するタフネスの比喩となっている。
金毛犬「コイヌ」は、「忠誠」と「無条件の愛」の文化的記号を体現している。
両方の結合は、「機能化されない純粋な付き合い」を作って、その関係は種や形態を超えて、感情的なつながりに基づく共生の枠組みとなっている。
最終的に、展示は温かく幻想的なビジュアル・ナラティブを通じて、作者の考え方を作品に埋め込んだ。見る人が「七七」と「コイヌ」の雪原、星河、都市のスカイラインで世界を共に味わう旅を目撃するとき、ひとつの温かな共感の核心へと導かれるのである。生命でもっとも貴重な「美味しい」ものは、大切な人との共通のまなざしと分かち合いのうちに、常に生まれるということである。
