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「Site of Memory」加藤公佑個展

3月05日(水)

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Moon Gallery & Studio

「Site of Memory」加藤公佑個展
「Site of Memory」加藤公佑個展

Time & Location

2025年3月05日 13:00 – 2025年3月09日 19:00

Moon Gallery & Studio, 東京都台東区北上野2丁目-3-13 上野ダイカンプラザ 1F

About the event

加藤公祐 Kato Kosuke


<プロフィール>1991 年札幌生まれ。西洋の絵画理論と基礎デッサンを通して独学で絵を学ぶ。現在は横須賀 市を拠点に主に風景画などの制作を行なっている。主な展示歴としては、2021 年 東京の TRiCERA museum での個展など。


<CV>- 受賞歴 - 2015 茶廊法邑ギャラリー大賞展 優秀賞 2019 第三回アートオリンピア 佳作 Independent Tokyo 2019 審査員賞 2024 FUKUI サムホール展 協賛社賞


- 個展 -2 0 1 5 「 I N B L O O M 」 O R A N G E G A L L E R Y , 東 京2 0 1 9 「 S p r o u t ! v o l . 1 1 」 大 泉 工 場 N i s h i a z a b u , 東 京 2021 "Re-scope" TRiCERA museum , 東京


- アートフェア -2017 アートフェア sapporo , 札幌


“身近な生活世界と知覚作用の両者を絵にすることをテーマに風景画を制作し ています。絵画を現実や自身の身体から切り離すことなく、自身の経験や記憶、 志向性、情動に基づきながら実際の風景から抜き取った形と色とテクスチャー を再構築した絵画作品を制作します。主観と客観のどちらにも寄らない普遍 的でアプリオリな世界像を絵画の地平の中に表現することを目指します。”



展示概要(コンセプト):


風景の記憶をモチーフにした作品で構成した展示です。 生活の中で形成され、蓄積されていく記憶に残る風景と時間の経過とともに忘却に晒されるイメージの崩壊を風景画を通じて表現することを試みています。


知覚作用として受容した風景のイメージを絵画を構成する色と形と物質に還元し、描き込みによるイメージの生成と崩壊を反復することで記憶の想起と忘却を行き交う風景のイメージを絵画空間の中に落とし込んでいくことを狙いとした風景画を制作しています。


“Site of Memory”とは歴史学者のピエール・ノラによる考えで歴史とは個々人の記憶の集積の集合体の中にこそあり、それを人々が共有する必要があります。その時、他人の頭の心の中にあり 見ることが出来ない記憶を取り出し、どう見せるかが重要になるでしょう。


文字化や当事者による語り、物理的に存在する物体それらを顕彰する記念碑や 収蔵する施設などが上げられるがノラは不変の土地(=場所)こそ長く語り継ぐのに ふさわしいとします。

ここで描かれたモチーフは作家自身の個人的なヒストリーであり、いつか思い出になり変わる風景です。それらは記念碑的な場所の選定ではなく、あくまで作家が実際に訪れ、強く惹かれた場所です。


記憶の風景を再表象した風景画を人類の記憶にまつわる普遍性を物語る作品として提示できれば、といった展示を企画しています。

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