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版画二人展「Habitación」

9月11日(水)

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Moon Gallery & Studio

版画二人展「Habitación」
版画二人展「Habitación」

日時・場所

2024年9月11日 13:00 – 2024年9月15日 19:00

Moon Gallery & Studio, 東京都台東区北上野2丁目-3-13 上野ダイカンプラザ 1F

イベントについて

版画二人展「Habitación」YuHang S + HAOGENG PAN 「habitación」

会期:2024.09.11(水)~ 09.15(日)13:00~19:00(最終日は17:00まで)

会場:Moon Gallery & Studio 東京都台東区北上野2-3-13

入場料無料

あなたにとっての「部屋」とはどのような場所でしょうか?

「Habitación」はスペイン語で「部屋」を意味し、私たちの⽇常⽣活の中での⽣存空間を指します。本展では、YuHang SとHAOGENG PANの⼆⼈のアーティストの作品が展示され、「部屋」という「空間」が持つ深い意味について版画作品を通して探求しています。

YuHang Sは⻑年にわたり、⽊版画の制作に情熱を注いできました。⾃分の部屋の装飾や雰囲気が、彼⼥の創作において重要なインスピレーションの源となっています。来⽇してからの6年間で、彼⼥は5回も引っ越しを経験しました。常に不安定な住環境で制作を続けてきたSにとって、最初から彼⼥を⽀えてきたシングルベッドや低いテーブルは、今や家族同然の存在となり、彼⼥の⽣活の⼀部を成しています。

しかし、「⼀体どこか私の家か」という疑問が⽣まれます。

Sは実家からは帰属意識を感じられなくなりましたが、現在⽣活している部屋には多くの記憶が残されています。このとき、「部屋」という「空間」は物理的な意味を超え、さらに深い意味を持つようになりました。

⼀⽅で、HAOGENG PANは銅版画という形式で、⾃身の「部屋」に対する理解と感覚を表現しています。⻑い新型コロナウイルスのパンデミックが収束した後、彼は時々旅に出かけ、新しい⽂化に触れ、新しいものや⻝べ物に挑戦するようになりました。災害が起こる前には身近にあったものが、今では⾮常に稀少で貴重なものとなっています。その結果、PANの創作思考にも変化が⽣じました。彼は、旅の中での体験を作品に取り⼊れ、忘れられない瞬間を記録しようと試み始めました。

部屋は、ただ身⼼を休める場所であるだけでなく、思考や感情をも受け⽌める空間です。部屋は、私たちの⼼の鏡とも⾔えるでしょう。

本展の作品を鑑賞しながら、観客の皆様にも⾃身の「部屋」—— ⾃分が無数の時間を過ごした場所が何を意味するのか—— を思い起こしていただければ幸いです。YuHang SとHAOGENG PANの作品は、私たちを「部屋」の意味について深く考えさせます。そこはもはや単なる壁に囲まれた「空間」ではなく、私たちの思想、感情、そして記憶が集う場所なのです。

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